医療法人社団 恵芳会 松脇クリニック品川 耳鼻咽喉科/アレルギー科/呼吸器内科/麻酔科

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診療内容 / 内視鏡下鼻・副鼻腔手術について

手術には、手術の際の患者さんへの侵襲を極力抑える方式として、「内視鏡下鼻・副鼻腔手術」を採用しています。
最新鋭の医療機器を揃えるとともに、総症例数5,000例を上回る実績をもつ医師が連携し臨みます。

松脇クリニック品川では、特に高度な技術を要する内視鏡下鼻・副鼻腔手術を、短期滞在(1泊2日入院あるいは1日入院)で安全に提供できるよう4Kハイビジョン内視鏡システムや手術ナビゲーションシステム、麻酔器、手術室など最新鋭の医療機器を備えています(図2)。

詳しくは施設・設備のご案内をご覧ください

一番重要な内視鏡カメラセットはOLYMPUSとSONYが新規共同開発したVISERA 4K UHDの導入を決めました。
松脇クリニック品川が全世界で初導入の最新鋭機種です。”4K”とは、横:縦比4000×2000前後の解像度に対応した映像の総称であり、”K”とは「1000」を表す「キロ」の略です。フルハイビジョン(1920×1080)の約4倍の画素数を有する4Kでは、高詳細化により従来のフルハイビジョン映像では表現しきれなかった細部までクリアに描写します。我々のハイエンド手術を支える強い味方になってくれるでしょう。

図2:4K内視鏡カメラ・モニター(右, OLYMPUS)とナビゲーション(左, Medtornic)

複雑な解部の副鼻腔を安全に開放し適切な手術操作を行うために4Kハイビジョン内視鏡システムや手術ナビゲーションシステムを導入しています。(映像)
特に術前撮影したCT画面上に誤差0.5mm以内で位置を表示する手術ナビゲーションシステムは非常に有用で、副損傷の軽減につながると考えられています。
映像はすべての副鼻腔を開放した後にすべての副鼻腔が開放できているか確認しているところを映しています。
ナビゲーション画面は頭蓋底や眼窩壁を示しており完全な手術が完結していることを確認でき手術を終了しました。

※実際の手術映像になります。閲覧の際には十分にご留意ください。

院長の松脇由典医師は、長年慈恵医大附属病院を中心に鼻科手術を施行し、総手術症例数は5,000例を上回る実績があります。
手術には、手術の際の患者さんへの侵襲(傷つけること)を極力抑える方式として、慈恵医大を中心に養われた内視鏡下鼻・副鼻腔手術(Endoscopic Sinus Surgery, ESS)を採用しています。

慈恵医大式ESSは、元々裸眼にて鼻腔からすべての副鼻腔を開放し適切な処置を行う術式(鼻腔側壁形成術、高橋式)を内視鏡で明視下に行うことにより安全性が高まった手術法です(図3)。すべての副鼻腔を完全単洞化し病変を除去するのもこの手術の特徴で、再発率が低下すると考えられています。

松脇は、慢性副鼻腔炎はもとより、高度な技術を要する頭蓋底手術や眼窩内手術まで、この内視鏡下鼻内副鼻腔手術を応用し、適応拡大を研究テーマのひとつとして取り組んできました。これまで育んだ技術によって、私たちのESSによる副損傷は、世界でも最も頻度が少ないと報告されています。

また、ベテラン麻酔科医である倉田 豊医師による、体に負担の少ない全身麻酔やデクスメデトミジン(呼吸抑制の起りにくい鎮静剤)を用いた局所麻酔と組み合わせることにより、大幅に入院期間を短縮できると確信しております。

図3:慈恵医大式ESSの手術手順

図3:慈恵医大式ESSの手術手順
図3:慈恵医大式ESSの手術手順
慈恵医大式ESSは、欧米の手術法をまねたやり方とは異なり、副鼻腔内の篩骨洞を第1から第4基板でわけ順に開放し、最後部に到達したらその側壁や天蓋を伝って前方に戻ってくる鼻腔側壁形成術(高橋)を基本とし、当時は裸眼の手術で行われたものに内視鏡で明視下に行うことにより、より安全性が高まった手術法です。
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