医療法人社団 恵芳会 松脇クリニック品川 耳鼻咽喉科/アレルギー科/呼吸器内科/麻酔科

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診療内容 / 得意とする疾患

嗅覚障害

生活の質(QOL)の低下に大きく関与する嗅覚障害。
専用嗅覚検査室を整備し、確実かつ適切な治療を提供します。

図1:嗅覚障害の原因疾患(慈恵医大嗅覚外来, 2014)
図1:嗅覚障害の原因疾患(慈恵医大嗅覚外来, 2014)

五感のひとつである嗅覚は、ひと以外の哺乳類にとっては獲物(食物)の獲得、異性の判別(子孫繁栄)に重要な感覚能であり、その減退あるいは損失は生命の維持や子孫の衰退といった危機的な状況を招きます。現代人にとっての嗅覚障害はこういった生命の維持や子孫繁栄には直接影響しませんが、香水やアロマ、食事、飲み物などの香りや風味を楽しむことが損なわれたり、火事やガス漏れ、腐ったものの判別など生命危機に関わる察知の遅れなどを余儀なくされるなど、生活の質(QOL)の低下に大きく関与しています。

嗅覚障害の5大原因疾患は、多い順に慢性副鼻腔炎(約34%)、感冒罹患後(約20%)、アレルギー性鼻炎(約6%)、頭部外傷後(約6%)、薬剤性(2%)です。(図1)特に慢性副鼻腔炎のうち嗅覚障害を発症初期より有し、さらに重症化する好酸球性慢性副鼻腔炎が臨床上問題となっています。慢性鼻副鼻腔炎による嗅覚障害はその罹病期間が長ければ長いほどその予後は不良であり、長期にわたる末梢性嗅覚障害が持続した場合、廃用症候群により中枢性嗅覚障害を併発し、高度の嗅覚障害や嗅覚脱失症をきたすと考えられており、より早期の診断と治療が求められています。

2番目に多い感冒罹患後嗅覚障害は、嗅粘膜あるいは嗅神経に細胞障害がおこっていると考えられています。かつては治りにくいとされていましたが、早期の抗炎症治療と当帰芍薬散の使用(嗅神経の再生)により我々の成績では約64.2%が改善します。

3番目に多いアレルギー性鼻炎の診断は国民の多くが発症している疾患であり、通常のアレルギー性鼻炎の診断の他、他の原因の除外および合併の診断が重要であります。また全体の中では数は少ないですが、アルツハイマー病やパーキンソン病の初期症状として嗅覚障害があり、その早期発見に有用と考えられています。

松脇クリニック品川では、これら嗅覚障害の診断に必要な各種嗅覚・味覚検査(T&T基準嗅力検査、電機味覚検査、他)、CTスキャン、ハイビジョン内視鏡検査等を設備し、確実にこれら疾患の鑑別を行います。(図2)判定には十分な診察時間を確保した嗅覚外来(完全予約制)にて判定します。治療はその疾患に対応した薬物療法や手術療法、嗅覚トレーニングを選択します。失われた嗅覚能が少しでも改善し、生活の質が向上するためのお手伝いをさせていただきたいと思います。

図2:嗅覚障害の分類

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